

未経験の不安を、成長の喜びに変えて。
所属:ビジネスソリューション事業部 ビジネスサービス部
職種:インフラエンジニア
入社年次:2023年入社
複雑な課題を解き明かす面白さ
システムに異常が発生した際、検知して担当者に知らせるのがZabbixを使った監視運用の仕事です。以前、エラーの項目や条件に応じて通知先を細かく変更してほしい、という複雑な依頼がありました。単に設定するだけでなく、将来誰かが設定変更する際の「メンテナンスのしやすさ」まで考えて設計を組み立てていくプロセスは、まるで難解なパズルを解くようで、知的な面白さに満ちています。お客様が思い描く理想と、技術的に最適な形をすり合わせ、自分の組んだ設定が完璧に動作して安定稼働を支えていると実感できた時、大きな達成感を得られます。この経験を通じて、一つ上の視点を持つエンジニアへと成長できたと感じています。

相手を想う言葉で、信頼を築く
Azureへの移行プロジェクトで、データベースのリストア作業が想定外に長引き、切り替え日に間に合わない事態に陥ったことがあります。初めての大きな移行作業で、経験不足から強い焦りを感じましたが、この経験が私を最も成長させてくれました。会社は失敗を責めるのではなく、これを貴重な学びの機会と捉えてサポートしてくれました。技術的な対応はもちろんですが、それ以上に学んだのは、利用者の方々への「伝え方」の重要性です。言い回し一つで受け取られ方が全く変わってしまうため、何をどこまで、どのような言葉で伝えるべきか、誠実に向き合うことの大切さを痛感しました。この逆境があったからこそ、困難な時でも信頼を築くことのできる、本物のプロ意識が身についたと感じています。
充実の研修と、何でも聞ける安心感
大学では法律を専攻しており、ITの知識はほとんどないまま就職活動を始めました。専門外であることに強い不安を感じていた私に、NSSの採用担当者は一次面接の前に個別に企業説明の時間を作ってくれたのです。その丁寧な対応に「この会社なら信頼できる」と感じ、入社を決めました。入社後も、1年間のOJTと技術研修で基礎から学べる制度があり、安心してスタートを切ることができました。現場では、最初は専門用語が飛び交う会議についていくだけで精一杯でしたが、どんな初歩的な質問にも先輩方が親身に答えてくれました。大切なのは、分からないことを正直に伝え、具体的に質問する姿勢だと学びました。NSSには、挑戦する意欲さえあれば、文系出身でも着実に成長できる文化が根付いています。

次はあなたの番。挑戦を待っています
現在は、監視運用の専門性をさらに高めるため、「Zabbixスペシャリスト」や「Zabbixプロフェッショナル」といった資格取得を目標に勉強しています。特に、Azure移行の経験から、クラウド環境特有のエラーを的確に制御し、より安定したシステム運用を実現したいという強い思いがあります。そして将来的には、私が先輩方にしてもらったように、後輩の成長を支え、チームを導けるリーダーになるのが夢です。IT未経験だった私がここまで来られたのは、挑戦を温かく見守り、困ったときには必ず助けてくれる仲間がいたから。技術や知識は後からいくらでも身につけられます。大切なのは一歩踏み出す勇気です。少しでも興味があるなら、ぜひNSSの扉を叩いてみてください。一緒に働ける日を楽しみにしています。